御由緒
御祭神は妙音弁財天と称え市杵島姫命を祀る。琵琶を家職とする西園寺家に楽神として伝えられ、太政大臣西園寺公経卿、北山第の造営にあたり妙音堂を第一に建立、元仁元年・十二月別当成就心院が回向し、皇后邦子内親王(安嘉門院)臨御せられたのを奉斎の始めとする(今の金閣寺がその旧蹟である)増鏡、中務内侍日記、太平記等諸書に当時の風雅なたたずまいが窺われるがその後、同家の盛衰に伴い変遷あり、近古には赤八幡京極寺に鎮座されたとも伝えられる。
昭和六年・前内大臣西園寺公晃卿、前右大臣西園寺實季卿勅許を賜り同家邸内(現在地)に妙音堂を再興、天保十一年・安政四年・の社殿修築に際しては禁中各御所よりそれぞれ御寄付を賜り禁裏御祈祷所と定められた。明治から昭和にかけて首相あるいは元老として近代日本の礎を築いた西園寺公望卿が家塾「立命館」を創設したのもこの地である。
明治十一年・神仏混淆の作法を神式に改め社号を白雲神社とする。神威あらたかなる霊社として崇敬者は京都府下は元より全国にあまねく。
白雲神社由緒書より
御祭神
- 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
所在地
京都府京都市上京区京都御苑
御朱印
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社務所で頂きました。 |
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