御由緒
御創建の時は不明であるが、古くより三島の地に御鎮座し、三嶋大明神と称せられ、富士火山帯の根元の神、伊豆の国魂の神、国土開発の神としての信仰は古く、天武天皇十三年[日本書紀]淳和天皇天長九年[釋日本紀]仁明天皇承和七年[續日本後紀]宇多天皇仁和三年[扶桑略紀]等に大明神の造島の事が見え、仁明天皇嘉祥三年[文徳実録]以下、その位階は累進し、延喜の制においては明神大社に列し、月次、新嘗の官幣に預り、祭料稲二千束を寄せられた。
中世以降、武士の崇敬極めて篤く、殊に永暦元年伊豆に流された源頼朝は深く當社を崇敬し、雌伏二十年、治承四年八月十七日、當社御例祭の夜、御神助を得て、山木判官平兼隆を討ち、旗挙に成功し、神領を寄せ益々崇敬するところとなり、以来武門武将の尊崇篤くこれらの奉納品多数を所蔵している。又、東海道に面し、下田街道の起点に位する交通の要衝に当り、三嶋大明神の称は広く天下に広まって行った。
尚明治四年には社格が制定され、官幣大社に列せられた。
三嶋大社参拝のしおりより
御祭神
- 大山祇命(おおやまつみのみこと)
- 積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)
御二柱の神を総称して三嶋大明神と称す。
所在地
静岡県三島市大宮町2-1-5
金木犀
推定樹齢1200年以上で、天然記念物に指定されています。
神門
御朱印
社務所で頂きました。
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