御由緒
神宮の諸宮社の由緒はきわめて古く、奈良時代以前に遡るものが多いのですが、当宮は、格別に新しい由緒の別宮です。大きなご功績をお遺しになった倭姫命ですが、長く命をお祭りするお宮はありませんでした。江戸中期の外宮権禰宜喜早清在の「毎事問」に、神郡数万の人民は家々に倭姫命をお祭りして、その神恩に感謝するのは当然であると書かれています。古くから、郷土をお拓きになった命への地元の人々の吸敬慕は篤く、信仰されてきました。そこで、命の御徳をお慕いして、大正初年から、神宮司庁と宇治山田市(現伊勢市)が命をお祭りするお宮の創立を国に請願し、大正十年(一九二一)皇大神宮別宮として当宮の創立が許可され、同十二年十月五日御鎮座祭が執り行われました。
昭和二十三年(一九四八)には「御杖代講」が結成され、現在は「倭姫命御杖代奉賛会」として、五月五日には春の例大祭、十一月五日には秋の例大祭が執り行われています。
倭姫宮参拝のしおりより
御祭神
- 倭姫命(やまとひめのみこと)
所在地
三重県伊勢市楠部町5
社号標
正殿
御朱印
宿衛屋で頂きました。
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