遷座祭はどういう祭りか
諏訪大社の下社では、毎年2月1日に秋宮から春宮へ、8月1日に春宮から秋宮へ、ご神体の御霊代を遷座します。2月の遷座祭は行列を作って粛々と、8月の遷座祭は御舟祭とも呼ばれ盛大に行われます。
社殿の修理や建て替えに伴う一時的な遷座や、例えば、伊勢神宮の20年ごと、出雲大社の60年ごとに社殿を造り替える遷座(遷宮)は見聞きすることはあります。一方で、諏訪大社下社のように、半年ごとに別の神社へ遷座するのは全国的にも珍しいと思います。
2月の遷座祭の様子
秋宮から春宮へ向かって、白装束に身を包んだ氏子が薙鎌や幟、太鼓、神輿などを担ぎながら町内を練り歩き、諏訪大社の神職、本年の8月の遷座祭(お舟祭り)を担当する御頭郷の役員、諏訪6市町村長や地元国会議員などを含め、200人ほどの行列で御霊代を運びます。






ちょうど鳥居をくぐっている白装束の方々が担いでいるのが御霊代です。


春宮前の下馬橋です。ここの橋を渡れるのは御霊代のみです。


神楽殿の中を通過し、

拝殿の奥へと運び込まれました。
この後、遷座完了の神事を行っていました。
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