家庭菜園でスイカの自家採種の方法を紹介します。
受精方法・交雑の注意点
スイカは1つの株に雄花と雌花がつく他殖性です。自然条件では昆虫によって受粉が行われます。他の品種から半径500メートルほど離れていればほぼ交雑の心配はありませんが、近くで栽培されているようであれば人工交配を行います。
母本選抜の基準
他殖性なので、10株以上からの種とりが理想的です。家庭菜園で10株も栽培しない方は、3~5株程度から5~6年分の種をとり、冷蔵保存して毎年使います。種は毎年更新しても構いませんが、株数が少ないと年々弱ってしまいます。
以下の基準で選んでください。
- 育成初期にアブラムシの被害が少ないもの
- ツルの伸びが良好で腋芽の発生が旺盛なもの
- (可能であれば)ツルの先が直立しており、着果が安定しているもの
- スイカの形が品種の特徴を示し、果皮が薄く、糖度が高いもの
- 実際に食べて肉質が好みのもの
実際に食べておいしくない果実の種は、次世代でもおいしくない可能性が高いです。
自家採種の方法と保存
人工交配する場合、子ヅルの15~20節に着果させます。交配は晴れた日の6~9時に行います。残す果実は1ツル1果とし、小玉スイカの場合は1株に3~4果、大玉スイカの場合は1株に1~2果までとします。他の果実は大きさが卵大の大きさまでに摘果します。収穫は、小玉スイカで交配後35~40日、大玉スイカで45日前後です。1週間程度追熟すると種は充実しますが、果肉が傷んでしまいます。前述の通り、食べて肉質や糖度などが好みの果実から種を採りますので、追熟は収穫後3日程度で十分です。

スイカは特別な種だしはしません。完熟した果実を食べて種を集め、ザルに入れてぬるま湯で洗います。

日当たりがよく、風通しのよい場所で種を広げて天日で干し、時々かき混ぜながら2~3日乾燥させます。

スイカの種は長命で、低温・乾燥条件だと5年以上の保存が可能です。


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