【自家採種】カボチャの種を採る

自家採種

家庭菜園でカボチャの自家採種の方法を紹介します。

受精方法・交雑の注意点

カボチャは1つの株に雄花と雌花がつく他殖性です。西洋カボチャ内、日本カボチャ内、ペポカボチャ内といった同じグループ内では交雑しますが、異なるグループ間では交雑しません。日本カボチャやペポカボチャを栽培している方は非常にまれですが。また、他のウリ科作物とも交雑しません。

同じグループ内の他の品種から半径500メートルほど離れていればほぼ交雑の心配はありませんが、家庭菜園でこの距離を保つのは難しいと思います。その場合は袋がけをして人工交配を行います。

母本選抜の基準

以下の基準で選んでください。

  • 苗の時の子葉が正常な形のもの
  • アブラムシの発生が少なく、葉の縮れがないもの
  • 肥料が少なくてもツルが伸び、うどんこ病に強く、果実が成熟するまで葉が生きているもの
  • 保存中に腐敗がないもの
  • 実際に加熱調理をして、肉質、甘味、風味などが好みに合うもの

実際に食べておいしくない果実の種は、次世代でもおいしくない可能性が高いです。

自家採種の方法と保存

10~15節にある開花直前の雌花と、同じく10~15節にある別株の開花直前の雄花を選んで、虫や風で意図しない花粉が混じらないよう袋がけをしておきます。交配は晴れた日は朝の5~8時、雨の日は7時以降にします。交配が終了したら、また袋がけをします。袋は交配した日の夕方に外します。

カボチャは交配後45~50日で果実が完熟します。西洋カボチャとペポカボチャは、果実の付け根の茎が縦横方向にひび割れコルク化したときが収穫適期となります。日本カボチャは、緑色の果皮が品種特有の色(ベージュやオレンジなど)に変化したときが収穫適期となります。

カボチャ_収穫

収穫した果実は直射日光が当たらない風通しのよい場所に1ヵ月程度置いて追熟します。

カボチャ

追熟が完了したら果実を割り、ワタごと種を取り出してボールなどの容器に入れ、手でもんで種とワタをはがれやすくします。

カボチャ_ワタ

その後水洗いしてワタを洗い流します。種は水に浮いて洗いにくいので、ネットなどに入れると洗いやすくなります。ボールに水を張って洗った種をあけると、種は浮いてワタは沈みますので、浮いている種をすくい取ります。種がきれいになるまで繰り返してください。

カボチャ_水洗

洗った種は天日で3~5日乾燥させます。

カボチャの種は短命で寿命は2~3年といわれますが、低温・乾燥条件で保存すれば5~6年は十分使用できます。

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