オクラの自家採種

オクラの種 自家採種
オクラの種

オクラの来歴

アオイ科トロロアオイ属。

オクラはアフリカ東北部が原産地です。生育適温は25~30度で高温・多照な環境を好みます。このため、日本の夏の暑さに負けることなく旺盛に生育します。

受精方法・交雑の注意点

一つの花に雄しべと雌しべがあるため自家受精しますが、虫によって容易に交雑します。従って、近くに他品種を栽培している場合は、袋がけをして人工交配する必要があります。

栽培・採種している品種

私が栽培・採種している品種は、エメラルド(つる新種苗)のみです。

母本選抜の基準

近交弱勢を防ぐため、5株以上から採種します。

初期育成

生育初期はアブラムシの吸汁による葉の萎凋がみられます。これは低温で根の伸びが緩慢な場合や、乾燥によって根がストレスを起こした場合に多くなります。間引きのときに葉の萎凋がなく、生育の良いものを選んで残します。

草勢

主枝の伸びがよく、茎が太く、腋芽の発生が旺盛で、下葉の枯れ上りが遅いものを選びます。

果実

品種の特徴を備えた果形で、曲がり果などの不良果の発生が少ない株を選びます。

採種の管理

採種果の着果節位

収穫始めの幼い株に収穫果をつけると、その後の草勢が低下し、食用のよい果実がとれなくなります。従って、採種用の果実は3~4番花につけます。着果数は1株あたり1~2果にします。採種用の株は、草勢の強弱や果形などの特性をよく観察し、優れた株を選びます。なお、他の品種が近くにある場合は、袋がけをして人工交配を行ないます。

人工交配

開花前日に花に袋がけします。交配は午前6~8時の間に行います。袋を外し、雄しべを絵筆でなでて、その筆で雌しべにまんべんなく花粉を塗ります。交配後はただちに袋がけします。同じ品種の交配であれば、同じ筆を使用して次の株の交配を行います。交配した当日の夕方に袋は外します。交配で使用した絵筆は水洗いし、毛先をよく乾燥させておきます。毛先が濡れていると、交配時に花粉が死滅してしまうため注意してください。

採種・保存

採種

オクラは交配後40日以上で種が完熟します。採種果の収穫目安は果皮が茶色になり、縦に裂け目ができたころです。

完熟したオクラ

完熟したオクラ

採種果はうすく広げ、天日で5~7日よく干します。採種果の果皮はとても固いので、手で割れなければペンチなどを使用して果皮を割り、中から種を取り出します。

オクラの種

オクラの種

保存

オクラは長命種子のため、低温乾燥条件であれば5年以上保存できます。

自家採種
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