トマトを種から育てる

ドブ漬け中のトマトの苗 種からの育て方
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トマトの種まき

初心者でもできる野菜の育苗で説明した内容を、トマトで実践します。

種をまく時期

トマトは若い苗を定植しますので、種まきから定植まで40~45日程度かかります。苗を定植するには、遅霜の心配がなくなる平均気温16度以上となる時期に設定します。トマトは種をまいてから子葉が展開するまで10日、子葉が展開してから鉢上げまで5日、鉢上げから定植まで25~30日が目安です。

例えば、関東地方では平均気温が16度となるのは4月下旬~5月上旬なので、5月1日に定植するのであれば3月15~20日頃が種をまく時期となります。

種のまき方

トマトの種は72穴のセルトレイにまきます。土の量が少ない方が地温が上がりやすいことが理由です。十分に地温が確保できるのであれば6cmのポリポットにまいても構いません。

私の種まきの方法は、最初は72穴セルトレイで行っていました。しかし、保温する育苗箱にセルトレイは大きすぎて入らなかったこと、保温する育苗箱内の温度が十分に確保できたことから、6cmのポリポットに直接まいています。

種をまく土は、市販の培養土を使用しています。畑の土でもよいのですが、土壌菌や雑草の種、虫の卵、土壌の栄養不足などを考慮すると、培養土が一番失敗しないと思います。

発芽までの温度管理

トマトの種が発芽するには、20~27度の温度が必要です。昼間は27度まで、夜間は20度以上の温度を保つようにします。種をまく時期がナスやピーマンよりも遅いこと、発芽に必要な温度が低いことから、セルトレイに種をまいても、6cmポリポットに種をまいても、日光に当てるだけで十分に発芽します。発芽したトマト

発泡スチロールの箱をビニールで覆い、その中に種をまいたポリポットを置いたことがあります。地温は十分に確保できたようで、1週間くらいで発芽しました。しかし、ビニール内の温度が上がりすぎて、発芽した苗が枯れてしまいました。寒い時期の温度管理は非常にシビアです。失敗した場合は種をまく時期が早すぎたと割り切って、暖かくなってから改めてまきなおした方がよいです。

種が発芽しないときは

以下の点を確認してください。

1.発芽に必要な地温が確保できているか

トマトの種が発芽するには20~27度位の地温が必要です。日光だけで地温が確保できない、夜間は温度が低くなりすぎるのであれば、保温用の道具を使うか、十分に暖かくなるまで種まきの時期を遅らせてください。水をやるときはぬるま湯を使用すると地温を下げずにすみます。

2.土が乾いていないか

発芽するには充分な水分が必要です。土が乾いていないか確認をしてください。

3.水をやりすぎていないか

種には地温と水の他に、酸素が必要です。2と相反しますが、水をやりすぎると種が呼吸できません。毎日水をあげればよいというものではなく、土が乾いてきたらぬるま湯をあげてください。

トマトの育苗と栽培管理

発芽した後は鉢上げを

種が発芽した後は、16~27度くらいの温度を確保して育苗します。

セルトレイに種をまいた場合は本葉2~3枚で、6cmポリポットに種をまいた場合は根が培養土の表面をうっすらと覆うまで育苗し、10.5cmポリポットに鉢上げします。

鉢上げした後も、日だまり育苗で苗を育てます。市販の苗に比べると生育状況は明らかに遅いので焦るかもしれませんが、じっくりと強い苗を育てていると思って我慢してください。定植の1週間前くらいから、極端に寒い日以外は夜間も外に苗を出しておいて、外気に慣れさせておきます。

苗を定植

本葉5~6枚程度で定植適期になります。最低気温が10度以上となり、遅霜の心配がないことを確認してください。

うね幅120cmで株間50cm、うねの高さが20cm以上の2条植えで条間60cm、1本仕立てが基準となります。

土が乾燥している場合は定植時に根が弱ってしまいますので、ドブ漬けするか、ポリポットの土にたっぷりと水をかけ、根を乾かさないようにします。土が乾き気味であれば、植穴にも十分水をかけておきます。ドブ漬け中のトマトの苗

支柱は定植前に立てておきます。

畑に植えられたばかりの苗は、外界の環境にすぐに適応できません。天気の良い日中は避け、夕方、もしくは曇りの日に植えましょう。ただし、寒い日は避け暖かい日を選んでください。寒い日が続くようでしたら、ホットキャップや保温資材をを被せたり、行燈などの風除けをしておくと安心です。

定植後の管理

定植後は、株の周りは裸地にして地温を確保しするため、こまめに除草します。梅雨が明けたら、乾燥しないよう刈り草や藁などで株周りをマルチします。食用栽培では定期的に追肥をしますが、採種栽培では根張りや草勢の能力を見るため、選抜した株への追肥は行いません。水はしおれている場合のみ行います。

トマトの若い苗を定植すると草勢が強くなりがちです。草勢が強い場合は生長点を分けて勢いを分散させると収量が上がるため、第1段の花房直下のわき芽や下段の方の旺盛なわき芽を伸ばして、2~3本仕立てにします。

生育初期のわき芽は根や葉の成長を促す働きがあるため、第1花房直下のわき芽は8cm程度、それ以外のわき芽は10~12cm程度で芽かきします。芽かきはわき芽を折るようにして行います。第5花房直下よる上のわき芽はそのまま伸ばし、根の発達や草勢の維持を図るようにします。

ここから種を採るまでは、トマトの自家採種を参照してください。

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